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アーユルヴェーダのセルフケアには、鼻のケアとして毎日の鼻うがいがあります。
この鼻うがいのことをアーユルヴェーダではジャラネティというのですが、これによる鼻づまりや鼻炎、副鼻腔炎、蓄膿症への効果について知りたいのではないでしょうか。
それから、アーユルヴェーダの鼻のケアとして、鼻にオイルを入れるナスヤという処置も気になりますよね。
そこで今回は、アーユルヴェーダで鼻うがいのやり方!鼻づまりや蓄膿症への効果もといったことについて詳しくお伝えしていきます。
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目次
アーユルヴェーダの鼻のケア「鼻うがい」(ジャラネティ)は鼻づまりの解消や、鼻炎・副鼻腔炎・蓄膿症の予防にgood!
季節の変わり目で体調を崩したり、ハウスダストや大気汚染のアレルギー、花粉症などで年がら年中鼻が詰まっているという現代人は多いのではないでしょうか。
そして、鼻がぐずぐずしているとなんとなく頭がぼーっとしたり、集中力が低下してしまいますよね。
それもそのはず、インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、「鼻は脳への扉」と言われており、鼻の状態の悪化は直接脳にも影響するんですね。
それに、鼻づまりや鼻炎を放っておくと、副鼻腔炎や蓄膿症へと悪化し、頭痛や顔面痛が起きたり、合併症から命に関わるような危険な症状へと発展しかねません。
こうした鼻の症状に悩んでいる方におすすめなのが、アーユルヴェーダやヨガのセルフケアのひとつである「鼻うがい」です。
この鼻うがいのことを「ジャラネティ」(ジャラは水、ネティは鼻の通路という意味)と呼ばれていて、それに使うこうしたポットのことを「ネティポット」といいます。
出典 amazon.co.jp
アマゾンでも気軽に買えるので、明日から早速行えますし、人によっては急須とかを活用しているようです。
ジャラネティをやるにあたって必要なのは、
・生理食塩水
・ネティポット
この二つだけです。
そして、次の手順で行ってください。
出典 be-story.jp
1、ぬるま湯250ccに塩小さじ半分を入れて溶かし、生理食塩水と同じくらいの濃度(0.9%)に整えます
この温度と濃度調節が一番のコツで、鼻の内側の粘膜を刺激しすぎて痛くならないように、人間の細胞の浸透圧と同じ濃度と体温に近づけることが大切です。
出典 be-story.jp
2、1をネティポットにうつします
3、洗面台などでどちらかの鼻の穴にネティポットの注ぎ口を差し込み、空いている方の鼻の穴が下になるように頭を少しずつ傾けます
このとき、比較的詰まってない方の鼻の穴からはじめるようにしましょう。
4、自然にネティポットから液体が鼻の穴に入ってきて、10秒くらい経つと鼻の穴を液がつたってきて、逆側から鼻水と共に液がでてきます
このとき、口を開けたままにして、慣れるまでは「あー」と声に出しながら行うと良いでしょう。
5、流した方の鼻をティッシュでかみます
6、反対側の鼻の穴も同様に行ってください
こうした鼻うがいは、できるだけ朝に行うようにした方が良く、就寝前に行うと副鼻腔内に残った水分で中耳炎を起こすこともあるそうなので、気をつけてください。
この鼻うがいによって、鼻づまりや鼻炎が解消され、副鼻腔炎や蓄膿症を予防・軽減することができるようになります。
さらに、花粉症や風邪の改善にも良いですし、しっかりと鼻呼吸ができるようになると呼吸も深まり、気分が明るくなりますし、顔全体がすっきりしてむくみが軽減されます。
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アーユルヴェーダの鼻ケアには鼻にオイルを入れるナスヤもある!やり方をチェック
鼻の状態が悪くなりやすい時期には毎日鼻うがいをしても良いのですが、効果が強いので、刺激や乾燥によってかえって体のバランスを崩してしまうことがあります。
そんな時おすすめなのが、鼻うがいをしたあとに鼻にオイルを点鼻する「ナスヤ」です。
ナスヤにおすすめなのは、
・マッサージ用のセサミオイル(太白ごま油)
・通販などで購入できる「アヌ・タイラ」
です。
アヌ・タイラとは、ナスヤのために作られた薬草入りのセサミオイルのことで、アーユルヴェーダ関連の商品を販売している上記の「サフランロード」などの個人輸入販売サイトで購入できます。
そして、ナスヤは次の手順で行いましょう。
1、仰向け・または椅子の背もたれに寄りかかって、頭をそらし、鼻の穴を上に向けます。
2、オイルをスポイトにとり、片方の鼻に2滴落とします。
3、指で点鼻した側の鼻の脇をこすって、オイルをなじませます。
4、反対側の鼻も同じように行います。
5、のどに油が出てきたら飲み込まずに吐き出し、最後にぬるま湯でうがいをします。
このナスヤによって、
・花粉症の予防
・頭痛の改善
・視力回復
・鼻をすっきりさせる
・頭の回転がスマートになる
などの効果が期待できます。
このようにナスヤはいい効果がたくさん期待できるのですが、
・急性鼻炎
・発熱時
・お酒を飲んでいる時
・満腹時
などは禁忌とされているので、気をつけましょう。
そして、スポイトがなくても、綿棒の先にセサミオイルやアヌ・タイラを塗布して、鼻の中に塗る方法でも効果があります。
それから、鼻が乾燥していて出血が見られる時には、ごま油の代わりにギーを塗ると良いでしょう。
こうした鼻うがい(ジャラネティ)&鼻オイル(ナスヤ)は朝のお出かけ前が一番おすすめですが、そのほかにやるとしたら夕方の夕飯前の空腹時に行うと効果的ですよ。
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アーユルヴェーダで鼻うがいのやり方、また、鼻づまりや蓄膿症への効果についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アーユルヴェーダで鼻うがいのやり方、また、鼻づまりや蓄膿症への効果などについても詳しくお伝えしました。
アーユルヴェーダでは、鼻のセルフケアとしてジャラネティと呼ばれる鼻うがいをおすすめしていて、
・ネティポット
・生理食塩水
の二点だけを使って詰まりがちな鼻の症状を浄化させることができるのでしたね。
そして、
・鼻炎
・副鼻腔炎
・蓄膿症
などの予防や改善、
・花粉症
・風邪
などの改善にも良く、鼻呼吸が深まることによって気分も明るくなり、頭の回転も早くなるなど良い効果がたくさん期待できるのでした。
そして、鼻うがいでかえって刺激や乾燥が増えるようであれば、終わったあとにナスヤといって鼻にオイルを点鼻する方法がおすすめで、セサミオイルやアヌ・タイラがおすすめなのでした。
この方法は満腹時や発熱時は禁忌ですが、それ以外であれば朝のお出かけ前に鼻うがいとセットで行うと、1日をすっきりと、爽快に過ごせるので、ぜひやってみてくださいね!
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