アーユルヴェーダと季節

アーユルヴェーダで梅雨から夏の過ごし方!夏バテへの対処法も

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アーユルヴェーダでは、季節の変化に合わせて体調管理をすることで、不調を防ぎ健康的な暮らしができるとしています。

そこで、アーユルヴェーダのライフスタイルで梅雨から夏の過ごし方として、6月・7月・8月の過ごし方、1日の過ごし方で朝など、食事や生活の注意点が知りたいのではないでしょうか。

それから、アーユルヴェーダで梅雨や夏の食事やヨガなどの運動のポイント、昼寝はしても良いのか、夏バテ解消や予防のコツといったことが気になりますよね。

そこで今回は、アーユルヴェーダで梅雨から夏の過ごし方や、夏バテへの対処法などについても詳しくお伝えしていきます。

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目次

アーユルヴェーダのライフスタイルで夏の過ごし方をチェック!梅雨(6月)はヴァータとカパのケア、初夏(7月)と真夏(8月)はヴァータとピッタのケアがポイント

インドの伝承医学「アーユルヴェーダ」では、

・人間の体や心は自然環境から影響を受けて変化していること

・それによって現れやすい不調があること

・自然環境の変化の特徴をとらえて、食事や暮らしに気をつける

ことを、体と心の健康を守る上で大切と説いています。

そこで、今回テーマとなっている夏はどんな季節か、どんなライフスタイルを送ったらいいかをチェックしていきましょう。

春が終わり、気温が上昇してくると、日本では本格的な夏が来る前の6月には梅雨がやってきます。

そして、一度上がりかけた気温が梅雨で低下し、かつ湿気も増えて、そのあとに湿気は残したまま気温が上昇して真夏を迎えるという風に気温の高低差が激しくなるんですね。

こうした梅雨の季節の特徴である「気温の低下」「湿気」というのは、

・ヴァータ

・カパ

の二つのエネルギーが増えやすくなるため、

・冷え

・疲れ

・倦怠感

・気分の落ち込み

などの不調が心配されます。

さらに、そのあと本格的な夏が到来すると、夏の強い日差しによって、ピッタエネルギーが上昇するため、ピッタがもともと優勢な方はもちろん、そうではない体質の方でも、

・体に熱がこもりやすくなる

・それによって眠りが浅くなる

・イライラする

・下痢を起こしやすくなる

といった不調が考えられます。

こうした日本における夏の季節のあいだには大まかに分けて梅雨(6月)・初夏(7月)・真夏(8月)の変化があることになります。

そこで、この3ヶ月間のアーユルヴェーダ的な過ごし方をまとめると、次の通りとなります。

アーユルヴェーダの夏前の過ごし方で6月の梅雨は消化に良く、温かい食事で夏本番に備えて

夏の始まりである6月は、湿気によってカパが、気温の低下や雨・風によってヴァータが増えて、

・気分の落ち込み

・冷えや疲れ

・不眠

などが心配されます。

そのため、一度気温が上がったからといって油断せずに、ヴァータとカパのエネルギーの共通点である冷え対策として、

・体を温める

・消化しやすい

食事を摂ることが大切です。

特にヴァータエネルギーが増えやすい時期なので、家でできるオイルマッサージをしたり、体を温めるスパイスを使って不安な気持ちを鎮静し、睡眠の質が落ちないよう維持しましょう。

ちなみに、家でできるオイルマッサージやスパイスについては次の記事を合わせてご覧ください。

アーユルヴェーダの夏の過ごし方で7月は旬を迎える薬味をたっぷりとって、食欲を維持

梅雨の終わりはその年によりますが、だいたい7月に入ると梅雨も終盤となり、湿気はそのままで、気温が上昇してきます。

すると、今度は気温の上昇でピッタが上がり、食欲が落ちたままなのに高い気温で体力が奪われていきます。

ただ、この頃になるとミョウガや紫蘇など、食欲を増進させる薬味が旬を迎えますので、できるだけこうした食材を取り入れて、食欲を維持することがポイントになります。

アーユルヴェーダの夏の過ごし方で8月はこもり熱を適度にリリースして、冷たいものの摂りすぎに注意!

8月に入り、いよいよ夏本番となると、ピッタが上がり、最初に書いたように

・体に熱がこもりやすくなる

・それによって眠りが浅くなる

・イライラする

・下痢を起こしやすくなる

といった症状がピークを迎えます。

そのため、引き続き薬味などを活用しながら、熱を適度に鎮静してくれるココナッツなどを活用することをオススメします

それに、日本ではオフィスや電車などの公共空間のクーラーが強すぎる傾向にあるので、

外にいるときはピッタが上昇しすぎないように暑さをケア

しながらも、

室内ではヴァータが上昇しすぎないように、クーラーの風にあたりすぎたり、体が冷えないようにケア

する必要があるのです。

それから、夏というとイベントごとも増えて、気分の開放的になり、週末のたびに遊びにでかけたり、何かと活動的になります。

ですが、アーユルヴェーダでは、

気温が上昇すれば上昇するほど体力が低下する

としていますので、

夏は一年で一番体力が少なく、消化力も低下し、食欲も落ちる

季節ということになります。

そのため、真夏は特に無理をせず、毎日の疲れをとりながら、エネルギーを消費しすぎないようにすることがポイントになります。

このように、梅雨から真夏にかけては、ピッタが上がりすぎないように暑さを鎮静することはもちろん、実はヴァータのケアも大切な時期になるのです。

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アーユルヴェーダの夏の過ごし方で食事のおすすめ!ピッタを鎮静するココナッツや薬味を使うと夏バテ解消&予防に良い!

日本の夏は梅雨から真夏にかけて、カパ・ヴァータ・ピッタ全てのドーシャが上がりやすく、特に

・ヴァータ

・ピッタ

のケアが大切とのことでしたね。

これを怠り、

・梅雨の雨や気温の低下、クーラーなどで体を冷やしてしまう

・梅雨をきっかけに食欲を落としてしまう

・夏の暑さの中、開放的になり外で遊びすぎてしまう

といったことをすると、いわゆる夏バテの症状と言われる

・体がだるい

・食欲がない

・眠りが浅い

・お腹を壊す

などといった不調が現れてしまうのです。

そのため、まずは少なくなっていく体力を少しでもキープするため、食欲が落ちすぎないように気をつける必要があります。

アーユルヴェーダの夏前の過ごし方で梅雨の時期(6月~7月中旬)はヴァータをケアする体を温める食事がおすすめ!気分がリフレッシュする香味野菜も取り入れて

日本でも暦の上では立夏を過ぎているとはいえ、梅雨の間は気温がやや低下し、長い雨や湿気で気分がうつうつとします。

そして、この時期から食欲が低下しますので、

・消化しやすい

・体が温まる

食事がおすすめです。

例えば、卵と生姜の雑炊などは、滋養があって栄養もあり、消化のしやすい雑炊で、生姜によって体が温まるといった点がおすすめです。

出典 kama-aid.com

香りの良い三つ葉を最後に乗せると、湿気が高くてムシムシする日でもさらっと食べられますね。

アーユルヴェーダの夏の過ごし方で初夏から真夏(7月中旬~8月)はピッタの熱が上がり、体力が奪われる季節!熱を鎮静するココナッツや、食欲を増進させるスパイスがおすすめ

いよいよ夏本番、初夏から真夏にかけてはアーユルヴェーダの観点でいうと、一年で最も体力が奪われる季節です。

なので、その前の梅雨の時期から無理をせず、消化に良い食事を心がけておくことが大切ですが、そうしておいたとしても高温になると食欲が失せる方もいますね。

そんなときは、旬を迎える

・新生姜

・紫蘇

・ミョウガ

などの薬味をたっぷり使いましょう。

薬味は、食欲増進効果があり日本のスパイスと言っても過言ではないですが、お素麺などに合わせて食べるのは、セットにすることで食欲がわくからなんですね。

そして、炭水化物では麦類が消化がしやすくおすすめなので、

・白米に麦(はと麦やもち麦)を混ぜて炊く

・麺類にするなら冷麦にする

といったことがヒントになります。

それから、この時期は太陽の熱を浴びて頭からピッタの熱を吸収し、体に熱がこもり、暑くて寝られないという人が増えますよね。

こうしたときに、

・かき氷

・氷の入った水

・キンキンに冷えたビール

をとりすぎると内臓ばかりが冷えて、体の表面には熱がこもってしまうので、おすすめではありません。

一方で、

・パクチー

・ココナッツ

などは体の熱をゆるやかに下げる効果があるので、

パクチー

・サラダにしたりそうめんに薬味感覚で和えてみたり

ココナッツは、

・ココナッツカレー

・ココナッツミルクを使ったデザート

なんかがおすすめです。

出典 erecipe.woman.excite.co.jp

こちらなら温めて食べるので体を冷やしすぎないですし、子供も喜びそうなメニューですね。

さらに、7月の後半には、日本では「土用の丑の日」といってうなぎを食べる習慣がありますね。

これは来る夏に備えて栄養を摂り、体力を蓄える食事で、山椒という日本由来のスパイスを使って食欲を増進させる効果があることから、理にかなったメニューといえます。

また、ついつい冷たい飲み物を飲み過ぎてしまうという方には、常温の麦茶がおすすめです。

麦茶の麦は、前述の通り消化に良く、日本でも夏の風物詩ですが、アーユルヴェーダの観点で見ても夏に適した飲み物です。

なので、普段から麦茶を習慣的に飲んでいるという方は夏は積極的に飲んだ方が良いですし、スパイスを使ったお茶ならコリアンダーティーがおすすめです。

こうしたスパイスを使ったお茶については、次の記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてくださいね。

ちなみに、体が熱くなるからといって、唐辛子などが入った辛過ぎる食べ物は、燃えている火に油を注ぐような行為で、下痢をしたり、体を壊す原因になります。

これは牛肉など消化に重い食材に関しても同じことが言えるので、夏の間は、

・辛すぎる食べ物の食べ過ぎ

・牛肉など消化に重いものの食べ過ぎ

・アルコールの摂りすぎ

については避けるようにしましょう。

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アーユルヴェーダの夏の過ごし方で運動のしすぎはNG!ヨガなどゆったりした運動を心がけて

アーユルヴェーダにおいて、

・夏は体力が一番少なく

・冬は最も体力が温存されている季節

なのですが、実際には夏になると開放的になってたくさん動いてしまい、冬は寒くて動かなくなってしまいます。

確かに夏は海や花火にお祭りと、たくさんイベントごとがありますし、天気も良くて外にでかけたくなりますが、気持ちが体より上回ってしまうことを意識しましょう。

そして、日々疲れを溜め込まないように、遅くまで夜遊びしたりといったことは禁物です。

それから、夏の間は過剰な運動は禁止で、炎天下の中ジョギングをしたり、激しいスポーツをしたりといったことは控えましょう。

そして、できれば朝の涼しいうちに、ゆっくりとしたヨガをする程度にすることをおすすめします。

夏の間の体は、

・室内のクーラーの冷えによって体が凝っている

・外に出ると暑くて息がしづらくなる

などといった状態になるので、ゆっくりと呼吸を深めて、コリをほぐすようなアーサナ(ポーズ)がおすすめです。

・鷲のアーサナ

出典 studio-yoggy.com

背面にある肩甲骨を左右に広げることで肋骨を広げ、肩関節の動きを良くするので呼吸が入る空間を広げることができます。

・門のアーサナ

出典 studio-yoggy.com

体の側面を伸ばす門のポーズは、膝が床に固定されて、腕をあげることでより深いストレッチを感じることができます。

それとともに、呼吸時に使う深層の筋肉を刺激することができます。

・肩立ちの橋のアーサナ

出典 studio-yoggy.com

夏はクーラーで冷えた室内でスマホやデスクワークなど前かがみになっており、体が縮まっています。

そんな縮まっている体を開くのがこのアーサナで、心臓よりも頭が下に下がるので、気持ちが落ち着きます。

そのため、ヨガは基本的には朝に行うと良いのですが、こうしたリラックスするポーズなら夜の寝る前に行うと、眠りが浅くなりがちな夏の夜にも睡眠が深まります。

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アーユルヴェーダの夏にオススメの1日の過ごし方!日の出の時刻に起きて、早寝しよう!どうしても疲れた時だけ昼寝をしよう

アーユルヴェーダではドーシャと時間の関係性にも細かい記述があり、

・昼間の10時から14時

・夜中の22時から2時

ピッタが優勢になる時間帯としています。

ところが、夏はただでさえ気温の上昇によって早朝から、時によっては夜遅くまで蒸し暑く、ピッタが上昇しています。

そのため、1日を通して日差しを避けるため、

・サングラスをする

・日傘をさす

といったことはもちろん、

昼間の最も太陽が高い時間帯は外出をしない

といったことが大切になります。

そして、スペインなど夏が暑い国では「シエスタ」といって、昼寝をすることがありますよね。

アーユルヴェーダでは、昼寝は睡眠のリズムを壊すので基本的に良しとしていないのですが、真夏に関しては多少の昼寝をとっても良いとしています。

ただし、横になってしまうと本格的に寝入ってしまい、夜に眠れなくなることがあるので、椅子に座ったままの昼寝をおすすめしています。

そして、夏は日が昇ると暑くなり、ピッタが上がりますので、できるだけ早起きして、早朝の時間帯にヨガをするなど、体を動かす時間帯にしましょう

こうした早朝の時間帯を「ブラーフマ・ムフールタ」(厳密にいうと日の出前の96分間)といって、アーユルヴェーダにおいて幸先の良い、幸運な時間とされています。

世の中は静まりかえっており、涼しく、

・ヨガ

・瞑想

・祈り

・精神修養

に適した時間帯です。

そして、アーユルヴェーダの古典書には

「人はブラフマ・ムフールタに起きるべきである。完全な健康、プロテクション、長寿のために。
すべての目的のために、平安のために。望むように・・・」

という記述があります。

そして、一年を通してこの時間帯に起きるべきとしていますが、夏は最も早起きがしやすい季節になりますので、涼しい風を感じるためにも早起きにトライしてみましょう。

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アーユルヴェーダで梅雨から夏の過ごし方のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、アーユルヴェーダで夏の過ごし方や、夏バテを解消し予防するコツなどについても詳しくお伝えしました。

アーユルヴェーダでは夏は一年で最も体力も消化力も落ちる季節なので、

・夏の始まりである梅雨のうちから消化のしやすい食べ物を食べる

・真夏は薬味やスパイス(新生姜・紫蘇・茗荷・山椒など)を活用して消化力を増進

・冷たいものの飲み過ぎに気をつける

・緩やかに熱を鎮静する食材(ココナッツやコリアンダーなど)を摂る

・辛い食べ物、消化に重い食材を避ける

といった食事のポイントがありました。

そして、

・梅雨の間は雨による冷えでヴァータが悪化しないよう体を温め

・真夏は過剰な運動を避けて、日中はサングラスや日傘を活用する

といった過ごし方のおすすめもしました。

それから、一年を通して良いとされている「ブラーフマ・ムフールタ」という早朝の時間帯に起床し、涼しい風を感じながらおすすめのヨーガをすると良いのでした。

というわけで、

アーユルヴェーダにおいて「夏バテの解消&予防」は、消化力がポイント

になりますので、夏の始まりから消化に優しく、それでも落ちるばかりの体力を補うために薬味を活用して、できるだけ栄養をつけて疲れをためこまないようにしましょうね!

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