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アーユルヴェーダでは日常的に体内に蓄積する毒素のことをアーマと呼んでいて、健康を守るためにそのアーマをデトックスする方法がたくさんあります。
そこで、アーユルヴェーダでデトックスする方法として白湯やオイル、断食などや、食事の毒出しレシピでスープやハーブティーなどについて知りたいのではないでしょうか。
それから、アーユルヴェーダでデトックスをするとき、適切な時間なども気になりますね。
そこで今回は、アーユルヴェーダでデトックスする方法まとめと適切な選び方について詳しくお伝えしていきます。
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目次
アーユルヴェーダでデトックスするのは健康を守るため!適切な時間は朝
・食べ物への興味がわかず、食事時になってもお腹がすかない
・食べても味がしない
・胸焼けがしたり、酸っぱいものがこみあげてくる
・舌に苔がある、あるいは口内がネバネバする
・尿の濁りが強い
・おならの臭いや体臭、口臭が強い
・寝て起きたとき、体がだるく、こわばっている
こうした症状があるようであれば、あなたの体には「毒素」が蓄積しているかもしれません。
この毒素のことをアーユルヴェーダでは、
アーマ
と呼んでいて、その正体は
・老廃物
・未消化物
などのことで、3つのドーシャがバランスを崩すと消化・代謝がうまくいかなくなり、アーマが蓄積し、それが原因となって体の不調や病気を引き起こすのです。
そのため、
病気になる前の段階から健康を維持し、病気を予防する
ことを重視するアーユルヴェーダでは、
日常的にアーマをデトックスする方法
がたくさんあるのです。
アーユルヴェーダはいわば「引き算の医学」で、体にたまった過剰な毒を抜くことをベースにしているんですね。
それから、デトックスする方法の多くは
眠っている間に毒素が蓄積した「朝」
がベストとされているので、朝に行うセルフケア方法がたくさんあるんですね。
ちなみに、インド・スリランカのアーユルヴェーダ治療院では、
パンチャカルマ
といってかなり本格的なアーマデトックス方法があります。
これは約1か月ほどかけて、専門の治療院で事前の処置を行い、薬草やギーなどを飲用し、オイルマッサージを受け、事後の回復食などまで専門家が監修の上で行う方法です。
このパンチャカルマを行うと、悪化した皮膚病や蕁麻疹などの悩みも改善され、体の中が入れ替わるようにスッキリすることから、人によっては長期間かけて行う場合もあります。
ただし、費用もかかりますし、誰もが1か月近くかけてインド・スリランカに滞在できるわけではないですよね。
そこで今回は、日本で暮らしながらもできる日常的なデトックス方法について紹介していきます。
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アーユルヴェーダでデトックスする方法①:白湯を飲む
最近では日本の芸能人や政治家、ハリウッドスターも実践している「白湯」ですが、実はアーユルヴェーダが起源です。
そして、水を沸騰させることで火と風のエネルギーが生まれ、消化を促進し、体内をデトックスさせてくれる最も安価な消化促進材であり、解毒剤です。
この白湯を朝起きて一杯飲めば、夜のあいだに蓄積した毒素を排出してくれるとしています。
それから、食前・食中に飲むと食事の消化を促してくれますし、眠る前に一杯飲むと、解毒を促し、翌朝の排便にも良い効果をもたらします。
こうした白湯は、目安として1日で1Lほど飲むと良いとされていますが、体質や季節にもよるので、様子を見ながら飲むようにしましょう。
ちなみに、白湯については次の記事でより詳しくお伝えしているので、合わせてご覧くださいね。
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アーユルヴェーダでデトックスする方法②:オイルを活用する
アーユルヴェーダというとオイルを用いたマッサージのイメージが強いと思いますが、実際にアーユルヴェーダではマッサージ以外にもデトックスを目的としたオイル活用法がたくさんあります。
その代表格が
アビヤンガ(全身のオイルマッサージ)
で、主に温めた太白ごま油で体をマッサージし、バスタブやハーブスチームバスで発汗させます。
そして、オイルを体の表面である皮膚から吸収させ、皮膚の深い層である真皮層まで到達させ、体に蓄積している毒素を動かし、排出させる効果があるのです。
それから、このオイルについては、体質によっては太白ごま油よりもココナッツオイルなどが適していることもありますし、オイルを使わない
ガルシャナ
という絹の手袋を使ったマッサージ
を行うこともあるので、これらについては次の記事で詳しくご覧ください。
オイルを使ったケア方法について、アーユルヴェーダでは、
オイルうがい
というのもあります。
これは朝、起き抜けに口腔内に蓄積した毒素を排出するための方法で、太白ごま油やココナッツオイルを口に含み、口腔内の汚れなどをはがして吐き出します。
これによって、
・口腔内清浄
・歯周病予防
・ほうれい線予防
など様々な不調の予防や美容効果も期待できますし、喉の保湿にもつながるので風邪予防にも良いですね。
これについては次の記事で詳しくお伝えしています。
また、オイルを鼻に点鼻する
ナスヤ
などもあって、アーユルヴェーダにおいてオイルは本当に重要なアイテムなんですね。
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アーユルヴェーダでデトックスする方法③:断食
アーユルヴェーダにおいて断食は、
アグニ(消化力)を立て直すもの
という位置づけで、前述でお伝えしたようなアーマが蓄積した状態の時に行うと良いとしています。
そして断食をすることで、バランスを崩している消化器官を整え、消化・代謝のリズムを取り戻すと、冒頭でお伝えしたアーマが現れた時の症状が減っていきます。
ただし、昨今日本で流行っているような
ファスティング
とアーユルヴェーダの断食はちょっと異なり、
夜の食事を軽くするか、抜く
程度のもので、何日間も断食をするような行為はヨーガの修行者でない限りめったにすすめられていません。
そして、メジャーなのは、
キチュリ
という「米」「ムング豆」「ターメリック」「ギー」などを使ったインド版のお粥を食べながら食事を抑える断食です。
キチュリはとても消化によく、体に優しく、栄養価も高いので、エネルギー不足にならずに断食を行うことができます。
ちなみに、前日でお伝えしたパンチャカルマの回復食にもこのキチュリが出されることが多いんですよ。
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アーユルヴェーダでデトックスする方法④:スープやハーブティーなど毒出しレシピ
アーユルヴェーダでアーマが蓄積する原因には精神的なストレスなどもありますが、日々食べる食べ物をうまく消化・代謝できていないことの方が多いですね。
そんな時は、食事内容そのものを見直して、消化に優しいスープや消化をサポートしてくれるハーブティを摂りましょう。
アーユルヴェーダのデトックスに最適な毒出しレシピ①:ギーと野菜のスープ
消化促進効果や免疫力向上など、様々な効果があるインドのスーパーオイル「ギー」で野菜を炒めて、水を足して、岩塩で整えるだけの簡単スープです。
野菜のチョイスは、
旬の野菜
を選ぶことでたっぷりと生命力を吸収することができ、アーマのデトックスにも効果的です。
そのほか、どんな体質の方にもおすすめなのが
・アスパラガス
・ビーツ
・大根
などで、スパイスには
・生の生姜
・にんにく
・コリアンダー
・黒胡椒
・ターメリック
などを適宜使うと良いでしょう。
それから、塩は岩塩が消化吸収に良く、塩分によって増えやすいピッタエネルギーも岩塩であれば増えづらいとされているので、デトックスを意識する時は岩塩をメインにしましょう。
ちなみに、ギーは最後にコクを出すためにちょっと入れても美味しいので、お好みで調整してくださいね。
アーユルヴェーダのデトックスに最適な毒出しレシピ②:ハーブやスパイスティー
アーユルヴェーダの毒出しレシピでは、ハーブやスパイスの飲用もおすすめです。
1:トリファラハーブの飲用
出典 iherb.com
トリファラハーブは、
・アムラ
・ハリタキ
・ビビタキ
の3種類のハーブがミックスされたもので、パウダーをお湯にといて飲んだり、カプセルになっているサプリを飲む方法などがあります。
そして、トリファラは
・お通じを穏やかに促す効果
や
・消化管に栄養素を補給する性質
があり、
・体から過剰なヴァータ、ピッタ、カパを取り除く
・体にバランスと正しい機能をもたらしてくれる
など様々な効果があります。
なので、アーマのデトックスにはぴったりのハーブなんですね。
2:スパイスを活用する
スパイスの多くは消化促進効果があるので、前述のトリファラのように
・お通じ改善効果
・消化管に栄養素を補給する効果
などがあるんですが、特にデトックスにおすすめなのが
・クミンシード
・フェンネル
・黒胡椒
・コリアンダーシード
・カルダモン
などですね。
それから、スパイスと聞くと意外かもしれないですが、その薬効効果の高さからスパイスの立派な仲間であり、アーユルヴェーダではどんな体質にも効果的な
・生姜
もおすすめです。
取り方としては、
・野菜炒め
・スープに入れる
・カレーに入れる
などなど、日本食に気軽に取り入れることもできますし、
・白湯を沸かす時にホールスパイスを入れる
・沸かした白湯にパウダースパイスをかける
などもおすすめなので、白湯+スパイスのレシピについては次の記事をチェックしてみてくださいね。
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アーユルヴェーダでデトックスする方法のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アーユルヴェーダでデトックスする方法まとめと適切な選び方について詳しくお伝えしました。
インドの予防医学アーユルヴェーダでは、体に蓄積した毒素のことを
アーマ
と呼び、このアーマをデトックスすることで体の不調や病気を予防することができるのでアーマを日々デトックスする方法がたくさんあるのでしたね。
そして、そのデトックス方法として、
・白湯を朝・食前・食間・寝る前に飲む
・オイルを活用するマッサージ・オイルうがい
・キチュリなどを食べながら行うプチ断食
などがあるのでしたね。
それから、日々の食事で消化吸収が良く、アーマをためない食事としておすすめの
ギーや旬の野菜を使ったスープ
のレシピ、
・アーマをデトックスする効果があるトリファラハーブの飲用
・クミンやコリアンダー、黒胡椒、フェンネル、生姜などのスパイスの活用
もお伝えしました。
こうしたアーユルヴェーダにおけるデトックス方法は、
特に夜の間に溜まった「朝」のタイミング
で行うと良いとされているので、朝の時間をたっぷりとって、1日を気持ちよくスタートしてくださいね。
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