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インドの予防医学「アーユルヴェーダ」は毒素を溜めない暮らしを大切にしているので、毒素を排出する治療やセルフケアの知恵がたくさんあります。
そして、アーユルヴェーダの毒素排出法の一つにごま油を使ったオイルマッサージがありますが、これによって好転反応が起こることがあるので、そのメカニズムや原因、注意点が知りたいですよね。
それから、好転反応の種類として湿疹や頭痛、下痢などや、吐き気やだるいといった風邪のような症状と体質との関係性、その対処法も気になりますね。
そこで今回は、アーユルヴェーダで好転反応の種類と対処法を体質別にお伝えすることと、その原因について詳しくお伝えしていきます。
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目次
アーユルヴェーダで好転反応が起きる原因は事後の過ごし方!注意点はマッサージ後に予定を入れないこと
予防医学「アーユルヴェーダ」では「毒素を溜め込まないこと」が健康を守る上でとても大切としているので、毒素を排出する方法がたくさんあります。
そして、そんな毒素排出法の一つであり、もっともベーシックなケア法がごま油を使ったオイルマッサージ「アビヤンガ」です。
アビヤンガのやり方や効果については次の記事で詳しくお伝えしているので、合わせてご覧ください。
こうしたアビヤンガは、自宅で行う簡易的なセルフマッサージと、サロンでプロのセラピストにやってもらう本格的なマッサージとありますね。
そして、セルフマッサージの場合はそれほど心配することはないですが、後者の本格的なマッサージの場合、事後に好転反応が起こることがあります。
この好転反応とは、アビヤンガによって老廃物や毒素を体の中から外へ排出する過程で起きるもので、
・眠い
・だるい
・熱っぽい
・皮膚の湿疹
などなど、いろいろあります。
眠い、だるい程度ならまだしも、風邪のようになってしまったり、皮膚の症状が出てしまってはつらいですね。
ただ、アビヤンガを受けたあとはこの毒素を排出するのに体が集中しているため、
・仕事をする
・遊びにいく
・運動をする
など日常生活と同様に過ごしてしまうと、それが’原因となって好転反応が起こるのです。
体が一生懸命デトックスしようとしているのに、さらに負荷をかけてはいけないということですね。
ちなみに、アーユルヴェーダではアビヤンガ以外にもパンチャカルマといって本格的な治療があり、これによって好転反応が現れることがあります。
ただし、パンチャカルマは日本国内では受けることができませんし、アビヤンガの方が身近で、セルフケアとして取り入れる方も多いです。
そのため、今回はアビヤンガによって現れやすい好転反応についてまとめてお伝えしていきますね。
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アーユルヴェーダで好転反応の種類は、ピッタなら湿疹・下痢、ヴァータなら頭痛、カパなら吐き気・だるいなどが起こりやすい!対処法はそのままにしておくこと
アビヤンガによる好転反応の種類は個人差があり、
・頭痛
・下痢
・吹き出物
・皮膚の湿疹
・倦怠感
・不安
・気分の高揚
など様々な形で次から次へと出ることもありますし、またいろいろな症状が同時に現れることもあります。
そして、体質との関係についてアーユルヴェーダの古典書に細かく記述されてはいないのですが、もともとの体質によって好転反応が出やすい部分というのはあります。
例えば、
・ピッタ優勢なら皮膚や消化器系
・ヴァータ優勢なら精神的な症状や痛み
・カパ優勢ならデコルテから上の部位や倦怠感
といった感じです。
これがなぜかというと、ドーシャエネルギーがそれぞれ働きかけている部位と関係しているためです。
そのため、アビヤンガの好転反応が出るとしたら、
・ピッタ優勢なら湿疹や下痢
・ヴァータ優勢なら頭痛
・カパ優勢なら吐き気や倦怠感
などが現れやすいのではないでしょうか。
なので、好転反応が出たらそこから逆算してどのドーシャが優勢になっているか観察すると、もともとの体質との関連性はもちろん、季節によって変化することがあります。
例えば、夏の終わりならピッタが蓄積し皮膚の症状や消化器系に影響することが多いですし、カパなら春先に、ヴァータは梅雨や秋雨前線、真冬などが関係することでしょう。
そして、こうした好転反応は1日で終わったり、数日続くこともありますが、体内の毒素が排出され始め改善されていく兆候にある証拠です。
そのため、こういうときどうすれば良いかというと、水分を多く取るようにし、できるだけ放っておくようにしましょう。
そして、心身を休ませ、くれぐれも無理しないことが何よりの対処法になります。
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アーユルヴェーダでごま油マッサージによる好転反応を軽減する対処法は、日頃から毒素を溜め込まないようにすること!
アビヤンガの好転反応が現れる原因は、事後に誤った過ごし方をすることとお伝えしましたね。
そのほかにも、サロンで本格的なアビヤンガを受ける時点で
疲れすぎている
ことも好転反応の原因になります。
つまり、疲労を蓄積しすぎているとその分だけデトックスしなけれならないものが多くなり、ちょっと行動しただけでも好転反応が出てしまうんですね。
そのため、日頃から食事や生活習慣を正しく行い、毒素をできるだけ溜め込まないようにすることが大切です。
そして、アビヤンガについても、セルフケアの一つとして取り入れ、毎日少しでも良いので行うようにしましょう。
もし面倒であれば、三点マッサージといって頭・耳・足の裏だけでもセサミオイルでマッサージをする習慣ができると、毒素を溜め込まない済みますよ。
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アーユルヴェーダで好転反応のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、アーユルヴェーダで好転反応の体質別の種類と対処法と、その原因について詳しくお伝えしていきます。
まず、アーユルヴェーダは、
・毒素を溜め込まないことが健康を守る上で大切
という前提があるので、治療やセルフケア法でも毒素を排出する方法がたくさんあり、その一つが
ごま油を使ったオイルマッサージ「アビヤンガ」
なのですが、
・アビヤンガを行った後、通常生活のように動き過ぎてしまう
ことや
・普段から毒素を溜め込みすぎている
とそれが原因になって好転反応が起きるのでしたね。
そして、好転反応と体質には少なからず関係性があって、
・ピッタ優勢なら湿疹や下痢
・ヴァータ優勢なら頭痛
・カパ優勢なら吐き気や倦怠感
といった傾向が見られるのでした。
こうしたときには、
・水分を多く取る
・できるだけ放っておく
・心身を休ませ、くれぐれも無理しないこと
が何よりの対処法になるとお伝えしました。
それからもちろん、
日頃から毒素を溜め込まない
ようにすると、アビヤンガの後に好転反応が起きないよう予防することになるので、毎日少しずつで良いのでセルフアビヤンガをしたり、食生活に気をつけて毒素を溜め込まないようにしましょうね。
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