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ミランダ・カーやローラなどが普段の食生活に取り入れると話題のスーパーオイル「ギー」ですが、気になっているものの使い方がわからないという方が多いですね。
そこで、ギーの使い方でまず料理に使うとしたら、インドのスパイスカレーやお菓子などの人気レシピの作り方や、ナンのレシピや作り方でギーを使う方法、ギーコーヒー、ギーの失敗レシピについて知りたいですよね。
それから、ギーはマッサージオイルとしても使えるので、マッサージの仕方や目への使い方も気になるのではないでしょうか。
そこで今回は、ギーの使い方でカレーなど料理の人気レシピやマッサージの仕方についても詳しくお伝えしていきます。
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目次
ギーの使い方で料理の人気レシピをチェック!
ギーは、ここ数年日本でも話題を呼んでおり、成城石井や明治屋などのスーパーでも日常的に購入できるようになりました。
そして、日本で購入できるギーといえば、グラスフェットバターを使用したオーガニックのギーが多く、100g1000円とやや高級品です。
一方でインドの人にとってギーとは、日本のサラダ油のような存在で、グラスフェットバターのように良質な乳脂肪ではないものの、安価で、日常的にたっぷり使う油として親しまれています。
そこで、ギーの使い方について、インドのスパイスカレーでどんな風に使われているのか、チェックしてみましょう。
ギーの使い方①:インドのスパイスカレーやナンなどの作り方!ギーは最後のスパイスの香り付けに使う!
ギーは「バターオイル」なので、カレーに使うとしたら「バターチキンカレー」では?と思った方が多いのではないでしょうか。
これは間違いで、バターチキンカレーにはバターそのものを使うようです。
そして、カレーを作るときにも、最初に具材を炒めるときにギーを使うことはあまりありません。
なぜかというと、インドのカレーは様々なスパイスを使うので、ギーが持つ風味がスパイスと喧嘩して、互いの長所を打ち消してしまうからですね。
そのため、ギーをカレーに使うときには、カレーの仕上げの最後に
タルカ
といって、スパイスの香りを油にうつし、それをカレーに投入する調理過程で用いることが多いのです。
このタルカというのは、いわゆる「追いスパイス」ですね。
スパイスは香りが命ですが、時間が経過するにつれて失われやすいため、インドカレーは日本のカレーのように何時間も煮込むということをせず、短時間で仕上げます。
そして、最後に追いスパイスをすることでさらに香りを強調させるのですが、スパイスは、
油に溶けやすい
という特徴を持つので、冷たいオイルにスパイスを入れて、それを熱することでスパイスの香りが引き出されるのです。
そして、その熱々のスパイスオイルをカレーの最後に加えることによって、一気に香りが広がるんですね。
そこで今回は、北インドで特に馴染みのある「ダール・タドカ」(ダールは豆、タドカは上記のタルカと同じ意味のようです)という豆のカレーの人気レシピを紹介します。
ダール・タドカの作り方
1、材料(約2人前)
・ホールスパイス(クミンシード、マスタードシード、ホールチリ)
・パウダースパイス(ターメリック、チリパウダー)
・豆(ツールダル、ムングダル)
・トマト…1/4個
・にんにく…1かけ(10g)
・しょうが…1かけ(10g)
・サラダ油…大さじ1(15g)
・塩…大さじ1(15g)
・ギー(※)または無塩バター…大さじ1/3(7~8g)
・パクチー…2株
・水…800ml
2、作り方
・にんにくは薄切り、生姜は千切り、トマトとパクチーはみじん切りにします。
・二種類の乾燥豆(ツールダル、ムングダル)を水を替えながら数回よく洗います。
鍋に水を張り、塩を加えて自ら30分ほど茹でて湯切りします。
・大きめの油にサラダ油を熱し、生姜、ニンニクの順に加え、次にトマト、パウダースパイスを投入して焦げないようによく炒めます。
・スパイスの鍋に豆を加え、水を加えて、強火で煮立てます。
途中、塩で味を調節し、時々鍋全体を混ぜて、写真右のようにおかゆ状態になったらOKです。
・ここで、今回のポイントである「タルカ」を作ります。
フライパンにギーを熱し、ホールスパイスを加えて香りを出します。
パチパチとはじけて、香りが立ってきたところで、カレーの鍋に投入します。
「ジュっ!」という音とともに香りが鍋に広がったらOKです。
・最後に刻んだパクチーを加えて、鍋全体をよく混ぜれば完成です。
ダール・タドカにはギーを使ったナンを添えて
日本のインド料理店では、ナンにバターを塗って提供されますが、現地ではナンにはギーを塗るのがメジャーのようです。
その方がナンが甘く、香ばしくなりますし、焼きたてから時間が経っても美味しく食べられるんですね。
そこで、ナンを作る工程でもギーを使ったレシピを紹介します。
1、材料
(ナン生地)
・強力粉イーグル 250g
・きび砂糖20g
・塩 4g
・ドライイースト3g
・牛乳 50ml
・卵 30g(Mサイズ約0.6個分)
・ヨーグルト 30g
・水 75ml
・ギー 30g
(仕上げ用)
・ギー 適量
2、作り方
・オーブンに天板を入れたまま、最高温度(あれば300度)まで予熱で温めておきます。
・ボウルにギー以外の生地の材料を入れてよく混ぜ、全体が混ざったらギーを入れて、完全になじみ、ひとまとまりになるまでこねたら、ボードの上で15分ほどしっかりこねます。
生地がなめらかになったらこねあがりです。
・表面を綺麗にはらせるようにして丸めてボウルにいれ、ラップをかけて、オーブンの発酵機能などを使って30℃くらいのあたたかいところで約60分発酵させます。
生地が2倍まで膨らめば発酵完了です。
・発酵が終わった生地を打ち粉をふったボードの上でに取り出し、スケッパーで4当分します。
それぞれ綺麗に丸めて底を閉じ、硬く絞ったぬれ布巾をかけて約30分休ませます。
・生地に打ち粉を軽くまぶし、生地を片手で持って、もう片方の手のひらに叩きつけるようにしながら伸ばします。
ある程度伸びたら両手で広げてナンの形に伸ばします。
(このとき、厚さは均一でなくても大丈夫です)
・成形したナンをオーブンシートにのせて、予熱した天板に素早くシートごと移します。
最高温度に温めてオーブンで3~5分くらいこんがり色づくまで焼きます。
焼きあがったら、表面に刷毛でギーを塗って仕上がりです。
ナンについては、もちろん市販のナン生地を買ってきて、焼きたてにギーを塗るだけでも美味しいので、試してみてくださいね!
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ギーの使い方②:インドのお菓子の作り方
インドでは、スパイスカレーの仕上げや、焼きたてのナンに塗ったりと、
ギーは最後に使う
ことが多いのですが、それはその香ばしさや甘みを引き立たせるためともいえますね。
一方で、ギーをメインに使うインドのレシピといえば「お菓子」です。
インドの神様「ガネーシャ」にお供えするお菓子「ラドゥー」
ガネーシャはインドでもっとも人気のある神様で、インパクトのあるゾウ顔なので、見たことがある方も多いのではないでしょうか?
ガネーシャは、学問と商売繁盛の神様と言われており、このガネーシャの好物で、お供え物として各家庭のお母さんが作るお菓子が「ラドゥー」です。
ラドゥーはひよこ豆の粉「ペサン粉」をギーで練って、カルダモンの香りをいかしたお菓子で、作り方もとっても簡単です。
1、材料(4人分)
・ペサン粉 150g
・ギー 75g
・砂糖 75g
・ココナッツファイン 20g
・アーモンド 15粒
・カルダモンパウダー 2~3g
・塩 少々
2、作り方
・ギーをフライパンに入れて半分くらい溶けたところでペサン粉を入れて焦げないように炒ります。
少し色がつき、香ばしい香りがしてきたらボウルに移します。
・少し冷ましている間にアーモンドとココナッツファインをフードプロセッサーで細かくします。
・炒ったペサン粉に砂糖、撹拌したアーモンドとココナッツファイン、カルダモンパウダー、塩を入れて混ぜます。
・適当な大きさのお団子にしたら完成です。
(直径3センチくらいで20個くらいのものができあがります)
これであれば、小さな子供でも食べられますし、日本人の家庭でも比較的試しやすいのではないでしょうか。
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ギーの使い方ではコーヒーなど飲み物に加えるのもおすすめ!失敗例も
ギーを料理に使うレシピを紹介してきましたが、ギーは、
・白湯に入れる
・ホットミルクに入れる
といったように飲み物に加えても健康や美容に良く、おすすめです。
また、近年日本でも注目をあびている「バターコーヒー」の次なるレシピとして「ギーコーヒー」という飲み物も注目されています。
このギーコーヒーについては、次の生地で詳しくお伝えしているので、合わせてご覧ください。
それから、ギーそのものも手作りでき、作りたての方が新鮮でおいしいのでぜひ試していただきたいのですが、そのコツを掴んでないと
こがしバターにしてしまって、失敗してしまう
という方が続出しているようです。
そこで、ギーを作るところからやってみたい!という方は次の生地を合わせてご覧くださいね。
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ギーの使い方ではスキンケアのマッサージや目のケアにもおすすめ!オイルマッサージの仕方は顔に塗布してくるくるなじませるだけ
ギーは熱を鎮静する作用も高く、
・便秘改善のためにおへそに土手を作り、温めたギーを投入する
・腰痛改善のために腰に土手を作り、温めたギーを投入する
といったように、ギーを皮膚に浸透させ、痛みを鎮静・改善する施術を行うことがあります。
そのほかにも、アーユルヴェーダのマッサージオイルとしてハーブとブレンドして活用したりすることもあり、その高い抗酸化作用を活用したケアがたくさんあるんですね。
さらに、土手を作ってギーを投入する施術といえば、
ネトラバスティ
といって、目の眼精疲労やかすみ目、視力低下などの改善のために行う施術があります。
これについては、次の記事で詳しくお伝えしているので、合わせてご覧くださいね。
ちなみに、自宅で気軽にギーをセルフケアに用いるなら、
・フェイスマッサージ
がおすすめです。
その方法はとっても簡単で、通常のスキンケアの際に、ギーを軽く温めてから、顔に塗布し、くるくるとマッサージをするだけです。
しばらくなじませるようにマッサージをしたら、コットンで拭き取り、化粧水などで肌を整えてください。
ギーには保湿効果はもちろん、高い抗酸化作用がありますので、顔がしっとりとし、くすみがとれて明るい肌へと改善されますよ。
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ギーの使い方でカレーなど料理の人気レシピやマッサージの仕方のまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ギーの使い方でカレーなど料理の人気レシピやマッサージの仕方についても詳しくお伝えしました。
ギーは、インドのスパイスカレーで使うレシピでは、具材を最初に炒めるオイルではなく、
・最後にスパイスの香り付けをする「タルカ」用オイルとして使う
ことがポイントなので、北インドで馴染みのある人気レシピ「ダルカレー」を紹介しました。
合わせて、ナンにもギーを塗って食べるとおいしいので、生地を作るところからギーを使うレシピも紹介しましたね。
そして、ギーをメインで使うインドのレシピといえば「お菓子」が多く、中でもメジャーな
ラドゥー
といって、ガネーシャ神にお供えする、シンプルレシピも紹介しました。
こうしたギーは、料理に活用するのはもちろん、
・白湯や牛乳に入れる
・バターコーヒーのように、ギーコーヒーにする
といった活用方法もあり、体のケアの一環として、
・目の周りに土手を作り、ギーを溜めるネトラバスティ
という施術や、自宅で行えるセルフケアとして、
・ギーをフェイシャルマッサージのオイルとして使う
方法もお伝えしてみました。
今回はインドでの使われ方や、アーユルヴェーダ的な使い方をメインにお伝えしましたが、ギーはあくまでバターオイルで、甘くこくがあるシンプルな調味料です。
ですので、今回紹介したレシピはもちろんのこと、自宅では
・野菜炒めに使う
・味噌汁の最後に加える
といった普段の食事に加えてもとってもおいしいので、ぜひいろいろアレンジを試してみてくださいね!
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